IT資産管理(PC端末管理)と MDM(モバイル端末管理)って別々ですか?
それぞれのサービス・機能とは
IT資産管理(PC端末管理)とMDM(モバイル端末管理)
って別々ですか?
統合エンドポイント管理でひとつにして、もっと「かんたん」に
IT資産管理/MDMが必要な背景
PCで業務することが当たり前となり、社用携帯にはスマートフォンが活用され、機器の増加、機種の多様化が進みました。
その結果、今までエクセルで機器管理していたものが管理しきれなくなり、内部統制、コンプライアンス強化、セキュリティ強化の面から、一元管理できる仕組みが必要不可欠となりました。
また、業務を効率化するシステム、クラウドサービスの利用も増え、管理者の運用コストが増加することに悩まされる企業が多くなり、遠隔でファイルを配布する仕組みやライセンスを管理する仕組みで運用を効率化できる、IT資産管理/MDMを導入する企業が増えているのが現状です。

IT資産管理(PC端末管理)とは?
目的
- 業務で利用しているPCや周辺機器を効率的に管理、運用すること
主な対象機種
- Windows / Mac
主要機能
- 端末一元管理 / ソフトウェア管理 / ファイル配信 / リモート操作
概要
- PCを中心としたIT資産情報を自動収集し、正確な把握を行うことができます。
- ファイル、ソフトウェアの配信を行い、効率的な機器管理を実現します。
- オンプレ環境(要管理サーバ)で導入できるツールが多いです。
MDM(モバイルデバイス管理)とは?
目的
- スマートデバイスを効率的に管理、運用すること
主な対象機種
- iPhone / iPad / Android
主要機能
- 端末一元管理 / アプリ配信 / 紛失対策機能
概要
- スマートフォン、タブレット端末を中心とした機器を一元管理することができます。
- アプリケーションや機器の設定情報の配信を行い、効率的な機器管理を実現します。
- クラウドで利用できるサービスが多いです。
資産管理における課題
なぜ、別々なのか?
1人1台PCを与えられPCが普及し始めたのは1990年代のWindows95以降からになります。そこからIT資産管理のニーズが高まり、シェアを伸ばしてきました。
そして2007年にはiPhoneが発表され、2010年には5%を切っている所有率だったところ、2021年では90%を超える所有率と、スマートフォンは驚異的なスピードで変革をもたらしました。
更に2020年には安価に利用できる点とGIGAスクール構想が後押し、Chromebookの利用も急加速しました。
スマートフォンはiOS、AndroidOSがシェアを確立し、新たなモバイル端末Chromebookが世に出て、端末を管理する仕組みもAppleやGoogle が独自に提供するなど、既設のサードパーティ製の製品が連携がとりにくい仕様となっており、スマートフォンの管理に特化したMDMがモバイル管理のシェアを伸ばしました。
上記のことからスマートフォンのアプリ/OSの仕様がPCとは大きく異なること、急速にシェアを伸ばしたスマートフォンやChromebookに対して既設のIT資産管理が新たなOS対応に即座に対応できなかったことが、別々のツールを利用している大きな要因となります。

ひとつで管理できる方法とは?
マルチプラットフォームへの対応の困難さから既存のIT資産管理/MDMは対応できるOSが限られてしまっているのが課題としてあります。その課題を解決し、企業で使う様々な端末の効率的な管理・運用支援を目的に開発されたのがUEM(統合エンドポイント管理)です。
UEMは1つのツールでIT資産管理やMDMに備わっている機能を実装した、最新のIT機器管理ツールです。マルチプラットフォームに対応した端末管理、配布機能、セキュリティ強化機能を軸に、様々な企業の効率的な運用を支援します。

おすすめのUEM(統合エンドポイント管理)は?

UEM(統合エンドポイント管理)の中で、今回おすすめするツールは「FileWave」です。
FileWaveは1つのツールでWindows/Mac/iOS/Android/ChromeOSといった複数のOSを一元管理し、IT資産管理やMDMに備わっている機能を実装した、最新のIT機器管理ツールです。
おすすめポイント
- 「誰が」「どのような」機器を利用しているか簡単に把握できること
- Windows/Mac/iOS/Android/ChromeOSをひとつの管理画面で管理可能
- クラウドかオンプレミスを選択可能
- 低価格なサブスクリプションライセンス